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Tales From Third Moon　　不死鳥　夏至の贈り物

Tales From Third Moonシリーズ中編。
商業出版の文庫未収録作品。

高原の湖畔にある王国コタンシュトゥルをめざしていたふたりは、途中の町の宿で歓待を受ける。
うまい話には裏があるの教訓どおり、宿には罠があった。

生まれ変わりと月の半神にまつわる因縁に翻弄される彼らだが、そこには懐かしい故郷の思い出と傷の癒やしがあった。

物語の中の時期としては、ふたりが第三の月から極北の地に降りたって数年後で、南の大陸をさまよっているときの
エピソードです。
黒い一角獣にまつわる話など、Moonlight Hornの後日談的要素もあります。

古典小説のパロディにもなっている短編『夏至の贈り物』も収録。
こちらはふたりが第三の月から極北の地に降りたって一年後ぐらいで、謎の導師ミステルミュールと出会う前ぐらいの話になります。